できることを考える
四三:言われてみれば、実家に置いている自分のモノ
かなりの量があるわ。
三三:そうでしょう。私も自分のことは棚に上げ
両親のモノが多いと文句を言ったら
父が「それなら自分が部屋に置いてあるものから片付けろ!」
と言って怒ったときに、ハッと気付いて、
しばらくは実家に行くと自分の部屋を片付けていたわ(笑)
四三:なるほど、それをやり終えるには1年以上かかりそうだわ
三三:でもね。何回か繰り返しているうちに
両親が部屋に入ってきて一緒に片付けを始めたの。
思い出の共有
写真を見たり、作品が出てきたり、
友人からもらったものや、学生時代に使っていたテニスラケット
などを見ているうちに、両親と思い出話に花が咲き、
家族だからこそ共有できる思い出話で盛り上がったの。
そんなかけがえのない時間を過ごすことができたのも
片付けをしたおかげなのよ。
片付けはサクサク進まなかったけれど
そんな機会がなければ、思い出を共有する時間もなかったと思うの。
両親がいなくなった今でも
あの時間はとても大切な思い出となっているのよ。